障がい者手帳って何ができる?
― メリット・使い方・診断書のもらい方 ―
「障がい者手帳って、取った方がいいんですか?」
外来で、よく聞かれる質問です。
今回は、精神障害者保健福祉手帳について、利用できる支援やメリット、診断書のもらい方を簡単にまとめました。
① 障がい者手帳のメリットと使い方
② 診断書の用紙はどこでもらうのか
をまとめました。
障がい者手帳とは?
障がいのある方が、公的な支援や割引を受けるための証明書です。
主に次の3種類があります。
身体障害者手帳
精神障害者保健福祉手帳
療育手帳(知的障害)
※障がいの内容や等級によって受けられる支援は異なります。
障がい者手帳のメリット
お金の負担が軽くなる
医療費の助成
所得税・住民税などの税金の軽減
NHK受信料など公共料金の減免
外出・移動が楽になる
電車・バス・タクシー料金の割引
高速道路料金の割引(条件あり)
公共サービスが使いやすくなる
美術館・博物館・動物園などの入場料割引
公営住宅への入居支援
生活や仕事の支援につながる
就労支援サービスの利用
障害者雇用枠での就職が可能
当院では、特に上の赤字の就労支援の利用や障害者雇用枠での就職を目的に取得される方が多いです。
→ 「必要なときだけ使える」のが大きなポイントです。
手帳はどうやって使うの?
使い方はとても簡単です。
割引や支援がある場面で、手帳(またはスマホアプリ:ミライロIDなど)を提示
毎回使う必要はありませんし、職場や学校に必ず提出しなければならないものでもありません。
診断書の用紙はどこでもらうの?
→市区町村の役所でもらいます
具体的には
市役所・区役所・町村役場の障害福祉課/福祉課/保健福祉課 などの窓口です。
窓口で
「精神の障がい者手帳の診断書用紙をください」
と伝えればよいです。
用紙は無料です。
精神障害者保健福祉手帳
→ 精神障害者保健福祉手帳用の診断書
取得までの流れ
役所で診断書の用紙をもらう
主治医に記載してもらう
役所に提出
審査後、手帳が交付される(1〜3か月程度)
まとめ
障がい者手帳は、
「困ったときに使える支援の選択肢を増やすもの」です。
取ったからといって、必ず使わなければならないわけでも、周囲に知られるわけでもありません。
「使うかどうかは自分で決められる」
それが、障がい者手帳の大切なポイントだとわたしは考えます。