当帰芍薬散は、いわゆる「当帰美人」に効果があるといわれる代表的な漢方薬です。
体型はやせ型、虚証で、顔色がすぐれず疲れやすい――そんな印象の方に用いられます。
私の臨床経験では、当帰芍薬散がよく効くのは
いわゆる「隠れ貧血」タイプの方です。
血液検査ではヘモグロビン値が正常下限ギリギリで、
「鉄剤を使うほどではない」と内科で説明されたものの、
・疲れやすい
・冷えやすい
・ふらつきがある
といった症状を訴えるケースです。
このような方に当帰芍薬散を処方すると、
早い方では服用したその日から
「体の血の巡りが良くなった感じがする」
「体がポカポカしてきた」
と実感されることがあります。
服用のタイミングとしては、
朝食前または昼食前がおすすめです。
就寝前に内服すると、血行が良くなりすぎて
「体が温まりすぎて眠れない」
と感じる方もいます。
それだけ即効性があり、体感しやすい漢方薬ともいえるでしょう。