適応障害は「明確なストレスへの反応」、
うつ病は「環境に左右されにくい持続的な抑うつ状態」、
季節性感情障害は「季節(日照時間)に連動して繰り返すうつ状態」です。
適応障害は環境調整で改善しやすく、
うつ病は薬物療法が中心、
季節性感情障害では光療法が有効な点が特徴です。
適応障害・うつ病・季節性感情障害の比較表
| 項目 | 適応障害 | うつ病 | 季節性感情障害(冬期うつ病) |
| 主な原因 | 明確なストレス | 不明確なことも多い | 季節・日照時間の変化 |
| 発症のきっかけ | 職場・家庭・学校など | はっきりしないことあり | 毎年ほぼ同じ季節 |
| 症状の経過 | 環境により変動 | 持続的 | 春になると自然軽快 |
| 気分の落ち込み | あり | 強く持続 | あり(季節性) |
| 睡眠 | 不眠が多い | 不眠が多い | 過眠が多い |
| 食欲 | 低下することが多い | 低下することが多い | 増加しやすい |
| 日常生活 | 部分的に可能 | 大きく障害される | 最低限は保てること多い |
| 主な治療 | 環境調整+補助的薬物 | 薬物療法中心 | 光療法+薬物療法 |
| 休職の考え方 | 有効なことが多い | 必要になることあり | 冬季限定で検討 |
診療現場での実感
実際には、
・適応障害+抑うつ状態
・もともと季節性感情障害があり、環境ストレスで悪化
といった重なり合うケースも少なくありません。