「最近トイレが近い気がする」
「何回も行きたくなるのに、あまり出ない」
こんなお悩み、意外と多いです。
実は“頻尿(ひんにょう)”には、大きく分けて2つのタイプがあります。
原因によって対処法が変わるので、やさしく解説します。
ストレスが原因の頻尿
緊張したときや不安が強いと、トイレが近くなることがあります。
たとえばこんな状況が一般的です
- 外出前に何度もトイレに行きたくなる
- 電車や会議中に不安でソワソワする
- 夜中に何度も目が覚めてしまう
これは体の異常というより、心と体のバランスの乱れが関係しています。
そんなときの漢方:清心蓮子飲(せいしんれんしいん)
気持ちの高ぶりや不安をやわらげながら、
トイレの近さを落ち着ける働きがあります。
「検査は問題ないのに頻尿がつらい」という方に向いています。内服して数日から1週間ほどで効果を実感する患者さんが多いです。夜間の頻尿が気になるタイプの方でしたら寝る前1回の内服でも効果を期待できます。
膀胱炎など炎症が原因の頻尿
一方で、細菌などによる炎症が原因の場合もあります。
こんな症状があれば要注意です
- 排尿するときにしみる・痛い
- 尿がにごっている
- 残っている感じがする
- 少し熱っぽい
この場合は、膀胱炎などの可能性があります。
そんなときの漢方:五淋散(ごりんさん)
尿の通りをよくして、炎症をしずめる働きがあります。
※症状が強い場合は、抗生物質が必要になることもあるので早めの受診が大切です。
どっちか分からないときは?
実は、
「ストレスもあるし、ちょっとしみる感じもある」
というケースも少なくありません。
そんなときは、状態に合わせて両方の治療を組み合わせることもあります。
まとめ
トイレが近い原因はひとつではありません。
- 不安やストレス → 心を整える漢方
- 炎症や感染 → 膀胱をケアする治療
自分の症状に合った対処をすることが大切です。
「ちょっと様子を見ていいのか」
「受診した方がいいのか」
迷ったときは、無理せず医療機関に相談してください。